おいどんブログ

和歌・短歌を紹介します!

2018-01-01から1年間の記事一覧

仏にもまさる心を知らずして鬼婆なりと人はいふらむ

和歌原文 仏にも まさる心を 知らずして 鬼婆なりと 人はいふらむ ほとけにも まさるこころを しらずして おにばばなりと ひとはいふらむ 税所敦子 姑によむ 現代語訳 仏よりもすばらしい心を持っていることを 知らずに「鬼婆のようだ」と人は言っているとい…

もののふの よろいのそでを かたしきて まくらにちかき はつかりのこゑ

和歌原文 もののふのよろいのそでをかたしきてまくらにちかきはつかりのこゑ 武士の鎧の袖を片敷きて枕に近き初雁の声 上杉謙信 陣中にて 現代語訳 鎧の袖の片方を敷いて仮寝をしていると 初雁の鳴き声が、枕もと近くで聞こえる。 【かたしき】・・・ 元来、…