おいどんブログ

和歌・短歌を紹介します!

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる

原文 現代語訳 文法 鑑賞のポイント 西行ってどんな人物? 歌を味わう 宗派を超え、仏教も神道もごちゃまぜで大切にしてしまう宗教感 八百万の神々(何もかもが神である)を信仰する宗教感 原文 なにごとの おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだ…

憶良は今は罷らむ子泣くらむそれ彼の母も吾を待つらむぞ

和歌原文 現代語訳 文法 鑑賞のポイント 和歌原文 憶良は今は罷らむ子泣くらむそれ彼の母も吾を待つらむぞ おくらはいまはまからむこなくらむそれかのははもわをまつらむぞ 山上憶良 『万葉集』三三七 現代語訳 憶良は今帰ります。子供が泣いているでしょう…

銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に如かめやも

和歌原文 現代語訳 文法 鑑賞のポイント 和歌原文 銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に如かめやも しろがねもくがねもたまもなにせむにまされるたからこにしかめやも 山上憶良 『万葉集』八〇三 現代語訳 銀も金も宝石もどうして子供という宝に勝るものがあり…

瓜食めば 子ども思ほゆ 粟食めば まして偲はゆ 何処より 来りしものぞ 眼交に もとな懸りて 安寝しなさぬ

和歌原文 現代語訳 文法 鑑賞のポイント 最後に 和歌原文 瓜食めば 子ども思ほゆ 粟食めば まして偲はゆ 何処より 来りしものぞ 眼交に もとな懸りて 安寝しなさぬ うりはめば こどもおもほゆ くりはめば ましてしぬはゆ いづくより きたりしものぞ まなかひ…